多くの企業ではタイムレコーダーによる勤怠管理を行っているはずです。
従業員がいつ出社し、いつ退社したかは勤務管理上重要であることは言うまでもありませんし、給料の支払いにも直結しますから、後になって揉め事の原因にならないよう、客観的な記録として残すことが適切になります。
ただ、最近では単に勤務した時間を記録するだけでなく、給料の支払いなどにもデータを連携可能なタイプのタイムレコーダーが増えてきています。
時給制で働いているアルバイトがいたと仮定して、レコーダーにこのような機能がない場合、その人が1か月に結局何時間働いたのかを把握しようと思えば、タイムカードを見ながら担当者が手作業で計算や集計を行わなければなりません。
少し考えても分かるようにこの作業は大変で、時間もかかりますし間違いの可能性もあります。
そうは言っても仮にもお金にも関係してくるデータなのですから間違いは許されず、例えばダブルチェックする必要が生じたりするかもしれません。
さらに追加で時間もコストもかかってしまうわけです。
そこで、そのような計算をシステム的に行わせることができないかと考えるのは自然なことであり、実際、そのようなレコーダーもあります。
これを導入すれば、1か月の労働時間は一瞬にして正確に算出できますから、後は時給のデータさえあれば月給を計算することも容易にできるようになり、経理部門担当者の労力が大幅に削減されることになります。